今後の展開について、国際政治学者の舛添要一氏は「アメリカとイランの関係で、基本的に考えられるのは、イランが報復として中東地域に点在する米軍施設を攻撃するということはあり得る。いっぱい基地があるので。そこに被害があれあれば、完全に米軍とイランが戦闘状態に入る。それは、湾岸戦争やイラク戦争に似てくる」「最大のポイントは、イランが中東にある米軍基地を攻撃するかどうか、そこにかかる」と分析。

 また、想定される最悪のシナリオとして「もしそうなった場合は、アメリカが反撃する。演説でトランプ大統領が言ったように『さらなる攻撃を加える』と。そうなると、完全にイランという国が破壊されてしまう。じゃあ、その後の国作りはどうするのか」「イランという大きな国がガタガタになって廃虚になったら、誰が再構するのか。(イランの最高指導者)ハメネイ師を殺すかどうかは別として。どういう体制にするのか。今までアメリカが入って、こういう風にしたいと言って、イラクもアフガンも失敗してきた。イランはどうするのかという心配がある」と説明した。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

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