バンカーバスターの開発が進んだきっかけは1991年に起きた「湾岸戦争」。イラクの地下施設などを破壊するためにアメリカは短期間でバンカーバスターを開発。以後、アフガニスタンやイラクでの戦争でも使われている

 また、ロシアも独自にバンカーバスターを開発。シリア内戦では空爆を避けて子供たちが勉強していた地下教室にまでバンカーバスターが到達。地下に避難する民間人までを攻撃する性能があるため、国際人権団体(セーブ・ザ・チルドレン)はこの兵器の使用方法について非人道的な戦争犯罪として調査が必要と非難した。

 最近では、ウクライナ侵攻でもバンカーバスターが使用され、昨年はイスラエル軍がヒズボラの最高指導者ナスララ師を狙ったベイルート攻撃でも、戦闘機にはバンカーバスターが少なくとも15発は搭載されていたとされている

最新型のバンカーバスターは今までと次元が違う
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