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【映像】先手の両手に注目…反則の一部始終
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 注目の初戦は、まさかの幕切れとなった。将棋界の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2025」予選Bリーグ・第1試合、チーム藤井 対 チーム天彦が6月21日に放送された。佐藤天彦九段(37)と古賀悠聖六段(24)による“兄弟弟子対決”となった一局は、名人経験者の佐藤九段が反則負け。驚きの結末に、ファンは騒然となった。

【映像】先手の両手に注目…反則の一部始終

 どちらも優勝候補と言える強豪チームが激突した予選Bリーグ・第1試合。第1局にはチーム天彦のリーダー・佐藤九段と、チーム藤井の古賀六段が出した。両者は、同じ福岡市出身でいずれも中田功八段(57)門下の共通点がある。第4回大会では佐藤九段がメンバーとして古賀六段を指名していたこともあり、互いのことをよく知る仲ともいえる。

 そんな両者の一戦は、佐藤九段が四間飛車を志向。古賀六段の穴熊に対して佐藤九段が機敏に動いて仕掛けていった。しかし、古賀六段も臆することなく対応し熱戦に。弟弟子が主導権を握ってクライマックスへと向かっていた。

 そんな終盤戦で、▲1二香成の着手を目指した佐藤九段の指し手が乱れ、指し手とは逆の左手で対局時計を押してしまうハプニングが起きた。この時点で佐藤九段は「投了します」と告げ、古賀六段の勝利となった。

相手チームの藤井竜王・名人の反応は…
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