小谷教授は、暗殺肯定の背景として、宗教観に加えて、建国以来中東で激しい対立と戦闘を繰り広げてきた「防衛本能」があるとする。

「ユダヤ教の教義の中に『殺られる前に殺れ』という一言がある。『敵が武器を持って、こちらを向いているのに、何もしないというのはあり得ない。だから敵が武器を手にした瞬間に、こちらはやられる前にやる』というのが、基本的なイスラエル人の考え方だ。他国は助けてくれないという意識が、身に染みてわかっている。だから自分たちで何とかするしかないということだ」(小谷教授)

 ニューヨークタイムズの6月21日の報道によると、ハメネイ師は自身の後継者候補3人をすでに選出したという。さらにハメネイ師は、地下壕(ごう)に避難して、軍司令官らと意思疎通を行っているという。

 トランプ大統領は、SNSでこう語る。「『最高指導者』がどこに潜んでいるかは、正確に把握している。彼は簡単な標的だ。我々の忍耐は限界に近い」。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

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