11巡目、黒沢はアガリの三万より先に五万を引き、四暗刻単騎をテンパイ。小宮は「えっ!?えっ!?来ちゃった!四暗刻単騎!」と悲鳴に似た声を上げ、三浦も「これ場況めっちゃよくない!?」とアガリの可能性を探る。視聴者は「まじかよ」「うおおお!?」「決めろ!」「まじやばすぎ」「えええええ」と大騒ぎだ。
山には残り2枚。堀の7索もまだ山に同じだけ眠っている。1枚切れの中を引き、黒沢は小考。二万待ちを継続した。小宮は「呼吸ができない…2山だ!」とほぼパニック状態。役満をアガれば戦況は一変するため、三浦は「世界が変わるっ!」「伝説ですよ!」と語気を強めた。
「伝説に名を残すか!?」。小宮が叫んだ直後、黒沢が引いたのは二万だった。視聴者からは「うわぁぁぁ!」「きたー!!」「すげええええええw」「一気にトップか!」「お嬢!お嬢!」と興奮の声が殺到した。
黒沢はMリーグ2019-2020シーズンで当時KADOKAWAサクラナイツに在籍していた内川幸太郎(連盟)からこの激レア役満をアガっており、Mの舞台では2度目。試合後は中と二万の待ちの選択について「なぜかわからないけど二万(でアガれそう)な気がしたので、二万にしました」とはにかみながら語り、スタジオに笑いを誘っていた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mトーナメント プロ麻雀リーグ「Mリーグ」初となる冠大会で個人によるトーナメント戦。現Mリーガー36人と元Mリーガーやタイトルホルダーなどプロ5団体からの推薦者24人、計60人で行われる。Mリーグの昨シーズン優勝チーム所属の4選手は、予選2ndステージからシード出場となる。全試合「Mリーグルール」で行われ、予選は1stステージ、2ndステージ、ファイナルステージに分けて行われ、それぞれ2位までが次のステージに進出。セミファイナル(ベスト8)、ファイナルを経て優勝者を決める。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)




