【写真・画像】「危ない!」世界最速ラリー車があわや谷底へ転落 放送席も騒然「本当に落ちてしまうんじゃないか」 1枚目
【映像】現地が騒然となった珍事(実際の様子)

WRC】第7戦 アクロポリス・ラリー・ギリシャ(デイ4/日本時間6月29日)

【映像】現地が騒然となった珍事(実際の様子)

 WRC(世界ラリー選手権)の第7戦がギリシャで開催された。

 総合優勝を飾ったのはヒョンデのオィット・タナックだったが、最終SS(スペシャルステージ)フィニッシュ後に彼がとった珍しい行動により、現地が騒然となるシーンがあった。

 タナックはエストニア出身の37歳。キャリア的にはベテランの域に入るが、まだまだ走りは鋭く、毎年のように優勝争いに絡んでくるWRC最速ドライバーのひとりだ。タナックはここギリシャ大会で過去4年で3度も表彰台に立っているなど得意としていたが、ついに念願が叶った形で今年ついにギリシャ初優勝となった。

 最終ステージとなるSS17では5番手タイムとなってしまったが、最終日デイ4までに築き上げた2位との差は大きく、あえて安全策をとっていたのかとも思われていた。しかし、WRCの慣例として、最終SSを走り終えたマシンにインタビュアーが駆け寄りすぐにインタビューが始まるのだが、今回のタナックは話しかけられても憮然とした表情をしている。

 さらに、「すみません、ちょっと車を動かします」と言うなり、そのまま報道を押し分ける形で発進していってしまった。この珍事に対して実況席も騒然となり、どうしてタナックは行ってしまったかのか、その理由がわからず実況の柳下圭佑氏も狼狽してしまう。

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