「思い込み」は有権者だけではなく、政党側にも?
さらに、研究チームは今回の結果を受けて、思い込みは有権者だけではなく、候補者を選ぶ政党側にも生じている可能性があると指摘。この指摘に木村氏も「可能性はあると思う」という見解を示した。
「有権者が見ているのは男性の政治家が多い。アンコンシャスバイアスという無意識的な思い込みが働くので、自分が生きてきた中で見てきた政治家は男性が多いとなると、頭の中に『政治家=男性』という方程式ができてくる。そうなると、リクルートする側もなんとなく男性が政治家になっているイメージがあるから、男性のほうが通りやすいよねという印象があり、男性を選びがちになってしまう」
では、アンコンシャスバイアスを取り除くためにはどういったことが大事になってくるのか。
「人間はモデルケースを見ていると、あたかもできるような気になってくる。最初に出てくる人がすごく大切になってくる。今の時代、活躍している女性が少しずつ出てきているので、その人たちがSNSなどで『こうやって活躍しているよ』という情報を出していくのはすごく大事。『私にももしかしたらできるかも』と感じることが大切なので、そういった情報を今現役でやっている人が実際にSNSなどで発信していくと、少しずつバイアスは変わると思うし、バイアスを自分自身で自覚することも大事なこと」
(『ABEMAヒルズ』より)
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