【NASCAR】第19戦 Grant Park 165(日本時間7月7日)/シカゴ・ストリートコース
アメリカで大人気のストックカーレース、NASCAR(ナスカー)の第19戦が開催された。レース途中、アクシデントでコース上に停車したマシンが、レッカー車に引かれるのではなく、“押される”珍しいシーンが見られた。
今大会の舞台はシカゴの市街地に特設された公道コース。コース幅が狭いうえに路面も滑りやすく、クラッシュが頻発しがちだ。早速、3周目にはカーソン・ホーセバーのスピンによって多重クラッシュが発生し、レッドフラッグで15分近くレースが中断されることになった。
その後、コースが片付けられると、レッドフラッグはイエローコーションに変更され、各マシンがペースカー先導のもと、追い抜き禁止状態で走り始める。各ドライバーともマシンの具合を確かめながらスロー走行している中、突然、コース真ん中で停車したままの5号車、カイル・ラーソンのマシンが映し出された。
他車が次々にラーソンのマシンを避けて通っていくなか、最後に姿を現したのはレッカー車だった。当然、5号車の前に停めて牽引していくのかと思いきや、なんとマシン後方からバンパーを接触してグイグイと押し始める。人力ではなく、レッカー車による“押しがけ”という珍しい光景だ。
実況の増田隆生氏が「見た目はダメージがあるようには見えなかったんですが……」と言うと、解説の古賀琢麻氏は「湿気が強い日、スタート後に一度止まってしまうとスターターモーターに熱が入ってしまって、リスタート時にエンジンが回りにくいことが結構あるんです」と答え、5号車停車の理由を予想している。
なお、このプッシュスタート(押しがけ)を観ていた視聴者からは、「押してるw」「ダイナミック押しがけ」「ダイレクト好きw」「アシスト」「ぐいぐい押すね」「スターター壊れているか」「なんて男らしい再始動w」などこの光景を面白がるコメントが集まった。
(ABEMA『NASCAR Groove』/(C)NASCAR)
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