人工妊娠中絶に批判的な言動を繰り返している、アメリカのトランプ大統領。最高裁でも「中絶は憲法で認められた権利」という考えが約50年ぶりに覆るなど、アメリカでは“中絶禁止”を進める動きが出ている。その結果、中絶とは違う形で避妊しようと、「パイプカット」手術を受ける若者が増えているという。
パイプカットとは、精子の通り道である精管を縛って切断し、精液に精子が混ざるのを防ぐ避妊手術のこと。実は日本でも一部で広がっているが、今回注目するのは「反出生主義」によるもの。自分がこの世に生まれてきたことだけでなく、子どもを生むことさえも否定する思想だ。
3週間前にパイプカットしたたかしさんは、「子どもを生むか生まないか選択できるようになった。“命のボタン”を押すか押さないか、自分で決めることができる。自分の中の価値観と照らしたときに、押す選択はしない。『子どもを生むことがこの社会にとっていいことなのか』と考えると、僕自身が確実に避妊できる方法として、パイプカットを選んだ」と語る。
「子どもを作らない」と決断し、パイプカットすることの是非。『ABEMA Prime』で、当事者のYouTuberを招き考えた。
■一度パイプカットをすれば「再建は難しい」
