<大相撲七月場所>◇二日目◇14日◇愛知・名古屋 IGアリーナ
緊迫した空気が流れる物言い協議の最中、土俵下で力士が息ぴったりな“共同作業”でファンをほっこりさせる場面があった。気づかいがうかがえる一幕に「優しい」「ほっこりする」と温かい気持ちになっていた。
幕下二十五枚目・長内(高砂)と幕下二十五枚目・城間(尾上)の一番での一コマ。立ち合い胸から当たった城間はがぶって寄っていくも、土俵際で長内が持ち堪える。長内は頭をつけ、右四つに組んで土俵中央でこう着状態に。しばらく両者様子をうかがうが、客席から拍手が沸き起こると、先に動いた城間が前に出てから下手投げを強引に打った。だが決まらず、そこを長内が一気に前に出ていくと、城間は土俵際で起死回生のうっちゃるような投げに出た。
緊張の瞬間を和ませた「力士の“共同作業”」2025年11月場所 千秋楽
更新日時:2025/11/23 19:08
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗



