【MLB】ア・リーグ 6—6 ナ・リーグ(7月15日・日本時間16日/アトランタ)
11度目のMLBオールスター選出となったナ・リーグのクレイトン・カーショー投手(ドジャース)が、2回にサプライズ登板。わずか6球でマウンドを降りたが、その圧巻の内容に、球場全体が総立ちとなった。
試合前からブルペンで丁寧に準備を進めていたカーショーは、2-0とナ・リーグが2点リードの2回にマウンドへ。先頭のローリー(マリナーズ)を初球でレフトライナーに打ち取ると、続くゲレーロJr.(ブルージェイズ)にはカーブとスライダーを織り交ぜ、わずか5球で空振り三振に仕留めた。
この奪三振で球場は一気に盛り上がり、フリーマンとも笑顔でハグ。すぐにナ・リーグの指揮を執るロバーツ監督(ドジャース)も笑顔でマウンドに駆け寄り、カーショーとグータッチを交わすと、ここで交代が告げられた。
マウンドを降りるカーショーに、球場中から大きな拍手と歓声。スタンドのファンは総立ちとなり、スタンディングオベーションで偉大な左腕の晴れ舞台をたたえた。カーショーは声援に笑顔で応えながら、投げキッスを送り、ベンチへと歩いた。
MLB公式Xもこの降板シーンを「Clayton Kershaw exits at the #AllStarGame(クレイトン・カーショーがオールスターゲームでマウンドを降りる)」と動画付きで紹介。
この投稿にSNS上では「Salute to a legend!(レジェンドに敬礼!)」「What a career from Kershaw(カーショーのキャリアは本当にすごい)」「Make a grown man cry(大人でも泣くやつ)」「Greatest to ever do it!(史上最高の投手!)」「Listen to that crowd(この歓声を聞いてくれ)」「What a script(まるで映画のようだ)」など、世界中のファンからの称賛が相次いだ。
“カーショーのサプライズ登板”は、今季のオールスターゲームのなかでも最も感情を揺さぶる瞬間のひとつとなった。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
【映像】球場総立ちの“粋な降板シーン”

