この結果、シリーズ成績は藤井王位の2勝0敗に。6連覇に向けて、大きく前進を遂げた。また、本局は7月19日に誕生日を迎える藤井王位にとって、22歳として最後のタイトル戦となった。大きな一番に白星を飾り、新たなに迎える一年に弾みをつけた。
勝利した藤井王位は、「形勢判断のできない局面が多かった。途中は自信のないところもあったが、はっきり悪い、良いと思った局面がずっとなかったので、非常に難しい将棋だったのかなと思う」と一局を総括。連敗を喫した永瀬九段は「後手番の方がまとめにくく、バラバラな将棋で判断が難しかった。もう少し均衡を保つことができれば熱戦にできたと思う」と振り返っていた。
次戦の勝利で早くも防衛に“王手”をかけることができるか、苦しい戦いが続く永瀬九段が一矢報いるか。注目の第3局は7月29・30日、新千歳空港直結の「ポルトムインターナショナル北海道」で予定されている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)




