■てぃ先生「本質的な打開策がないぐらい、もうどうしようもない状況」
保育園や幼稚園などに経営コンサルタントを行う、株式会社いちたす代表の大窪由衣氏が、「保育園倒産増」の理由を考察する。2016年の「保育園落ちた。日本死ね」の投稿以来、急ピッチで保育園を増やしたが、想定よりも出生率が下がり、保育園の数>子どもの数となった。また、保育園経営の制度を理解していない経営者が多く、適切な給与が支払われず保育士が離職、人材不足から倒産といった事態にも陥っている。
保育園の運営を行う株式会社シェンゲン執行役員の葛尾健太氏は、加えて「プログラミングや英語といった、保育分野以外の認可外保育園が外部から参入してきている。奪い合いになっていて、既存の保育園がつぶれる状況だ」と説明する。
現役保育士で育児アドバイザーのてぃ先生は「地方はヤバイ。どんどんつぶれて、駅前しか生き残っていないのではないか。本質的な打開策がないぐらい、もうどうしようもない状況だ。“企業主導型”という経営手法があり、国が2016年から補助金を入れてきたが、子どもの数も少なくなり、補助金が減らされた。企業主導型のルールが厳しくなり、続けられずにやめる所もある。国が先導して増やしたのに、10年経ったら『いらないから見捨てる』となっている現状だ」と指摘する。
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