■外国人保育士受け入れの是非

 経済同友会は6月10日、少子化対策に関する提言において、外国人保育士の受け入れ拡大を提言した。特定技能1号2号の対象産業に保育を追加するという内容だ。

 これにてぃ先生は「外国人保育士を入れるなとは言わないが、まずは日本人保育士の賃金や労働環境を改善すべきだ。潜在保育士(資格を持っていても働いていない保育士)が100万人以上いる。その状況を放置したまま、『安いから外国人保育士を雇おう』という観点で語るのは、かなりズレている」との持論を述べる。

保育士の数の推移
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 葛尾氏の園では、“スキマバイト”を利用しているという。「4年近く前から採用媒体として使っているが、保育との親和性はあまり高くない。欠員を埋めるためのスキマバイトは危険だ。例えば、卵アレルギーがある子に卵を出してしまえば、安全性が担保できない」。そのため、「人手が足りている時に、“体験入社”のような形で、スキマバイトに来てもらう。スキマバイトはスカウトにお金がかからない。保育観の合う保育園に入社できる採用ツールとして使ってきた」という。

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