【写真・画像】トヨタ通算100勝!23歳超新星、WRC初優勝“直後の光景”に感涙「言葉にならない」“スバルで王者”父・ペターと歓喜の瞬間 1枚目
【映像】優勝直後に捉えた“偉大な父”との感動光景

WRC】第8戦 ラリー・エストニア (デイ4/日本時間7月20日)

【映像】優勝直後に捉えた“偉大な父”との感動光景

 WRC(世界ラリー選手権)の今季第8戦が開催され、新鋭オリバー・ソルベルグ(トヨタ)が初優勝を果たした。その衝撃のパフォーマンスもさることながら、フィニッシュ後の父親との抱擁に多くのラリーファンが胸を打たれることとなった。

 23歳のオリバー・ソルベルグは、今季セカンドカテゴリーのWRC2で3勝を収めている気鋭のドライバー。その実力を評価される形で、今大会エストニアではトヨタのトップチーム「TGR-WRT」から参戦することとなった。

 なお、ソルベルグが乗るGRヤリスのデザインカラーは、レギュラードライバーのシルバーとは異なり、サミ・パヤリと同じホワイト&ブラックで、これは若く才能のあるドライバーの支援するものだと言われている。

 競技初日デイ1、ソルベルグは総合7位でスタートしたが、デイ2のSS2、SS4でベストタイムを記録し、総合トップでデイ2を終える。そしてデイ3も高いパフォーマンスをみせ続けて、SS9から3ステージ連続、さらにSS15でもベストタイムを記録し、2位とのリードを広げた状態で最終日を迎えることとなった。

 そして最終日デイ4の最終ステージでは、総合順位を守るためにクレバーな走りを選択して3位を獲得。結果、ソルベルグは2022年以来久々にトップカテゴリーのマシンをドライブしたにも関わらず、今大会でWRC1初優勝を勝ち取った。

 さらに、フィニッシュ後の光景がラリーファンの涙を誘うものだった。フィニッシュ後のソルベルグの前にあゆみ出てきたのは、父のペター・ソルベルグ。2003年のWRCチャンピオンでもあるペターの抱擁はまさに歓喜の瞬間であった。本人はその後のインタビューでも「…言葉にならない」と泣きながら語っている。

 ソルベルグの快挙によって今シーズン7度目の優勝を獲得したトヨタは、今回の勝利でWRC通算100勝を飾ることとなった。WRC公式Xでも、「セリカからGRヤリスまで、トヨタはWRCの歴史にその名を刻んできた。今回の優勝で自ら100勝を祝うこととなった」という祝賀コメントとともにこの偉大な足跡が取り上げられている。(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』/(C)WRC)

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