【スーパーフォーミュラ】第6戦(決勝・7月19日/富士スピードウェイ)
アジア最高峰のレースで近年大躍進を遂げている26歳の若手ドライバーと、F1も経験している38歳ベテランの小林可夢偉(Kids com Team KCMG)が接触スレスレのバトルを繰り広げた。
25周目、11番手に小林、12番手に太田格之進(26=DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がつけており、小林が一時的にエンジンをパワーアップさせるオーバーテイクシステム(OTS)を使用後、しばらくOTSが使えないインターバルに入ったところを狙い、太田がOTSを始動。太田は、コカ・コーラコーナーからアドバンコーナーまで小林の背後にピタリとつけると、300Rでアウト側から小林に並びかけオーバーテイクしたかに見えた。
しかし、小林はその後のダンロップコーナーで再び太田のインへ飛び込み、巧妙に太田をブロック。その結果、太田は小林に押し出される形でコースアウトし、小林は11番手を死守した。
これを見て、田中大貴アナウンサーは「太田格之進がコースアウト!」と実況。解説でレーシングドライバーの中山雄一も「今のバトルはペナルティとかはないのかなと思うんですけど、どうなるか」と言及した。
バトルについて後に、小林へ「他車への押し出し行為」として『警告』を示す黒白旗が掲示されたのみでペナルティは出されなかったが、コメント欄でも「(太田は)後ろで戻ったからセーフでしょ」「ペナはないかと」などの声が上がっていた。(ABEMA『スーパーフォーミュラ2025』/(C)JRP)
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