■「教員はだんだん無関心になっていく」

英・教育省「ガイドブック」の懲戒規定
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 コラムニストの小原ブラス氏は、「暴力沙汰は本来先生が対応すべき事案なのか」と疑問を投げかける。「他国では、暴力専門の担当者がいる。お金はかかるが『どこからどこまでが暴力・体罰か』の知識があるプロを現場に入れていかなければいけない」。

 しかしササキさんは「お金がなくて無理だ。今でさえ教員はギリギリの人数で回している。警備員や不登校対策のスクールカウンセラー、家庭の問題を担当するスクールソーシャルワーカーは重要な人材だが、非常勤になっている。必要な外部人材を常駐させられないのは予算不足からだ」と嘆く。

 こうした状況が続くことで、「教員はだんだん無関心になっていく」おそれがある。「教員は熱い気持ちがあり、熱心な指導で生徒をいい方向に導きたい。いじめや校内暴力で『社会に出てどうするんだ』と語る先生もたくさんいる。しかし、だんだん疲れて、『こんなに言われるなら』と情熱が消えていってしまう」。

(『ABEMA Prime』より)

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