参政党は今後、国会内でどのような立ち位置になるのか。青山氏は「参院選で14議席と大躍進したため、他党も政策を研究して、受け入れないといけないと思っている。ただ衆議院では3議席しかないため、連立交渉の相手にはならない。3議席を入れても、与党が過半数を取れない。そこは立憲民主党や日本維新の会、国民民主党が対象になり、参政党にはまだまだ力がない」と解説する。

 そして、「その状況を神谷氏が一番わかっているから、次の衆院選で伸ばして、初めてキャスティングボートを握る。いますぐ与党と連立や政策実現の交渉をするよりも、次の衆院選に向けて地力を付けることが絶対に優先だ」と語った。

 古谷氏も「躍進はしたが、1人区では1議席も獲得できていない。今後衆院選があるとしたら、小選挙区で参政党が勝つには、野党がまとまらないと無理だ。そうすると比例復活になるが、どこまで行くのか。衆院選では、選挙システムの都合上、今回の参政党の勢いがあまり伸びないのではないか」と考察する。

 青山氏は加えて、「どこまで衆院選で候補者を立てられるか」がカギとみている。「参政党はそうは言っても、まだ新しい政党だ。候補者をそろえるのは大変。ただ今回の参院選では全選挙区に立てた。これはすごいこと。衆院選でもどこまでできるかが、1つの勝負になる」と分析した。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

この記事の画像一覧
この記事の写真をみる(2枚)