驚いたのはチーム永瀬の面々だ。真っ先に反応したのは羽生善治九段(54)。「あはははは」と控室に笑い声を響かせると、リーダーの永瀬拓矢九段(32)は「これだけはないという意表の一着でしたね」とニヤリ。そして慌てまくったのが第1局に出場する佐々木勇気八段(30)だ。過去にもフィッシャールールで何度も藤井竜王・名人との対戦経験はあるものの、さすがにいきなりの激突は心の準備が追いつかない。「これは参りましたね。いやー、困ったね」と動揺する様子がありあり。「いやー、そこに出してくるのか。マジかー。動揺を隠しきれないんですけど」と、言葉が止まらずファンからも「ジャンケンいいぞお!」「勇気の表情w」「永瀬さんの顔w」「いきなり参った」「羽生さん大爆笑しとるww」といった反応が寄せられた。
なお対局は先手の佐々木八段が優勢に進めて勝利目前まで行ったものの、藤井玉を詰ましに行った局面が空振りに終わり、痛恨の逆転負けを喫した。
◆ABEMAトーナメント2025 第1、2回が個人戦、第3回から団体戦になり今回が8回目の開催。ドラフト会議にリーダー棋士7人が参加し、2人ずつを指名、3人1組のチームを作る。残り1チームは指名漏れした棋士が3つに分かれたトーナメントを実施し、勝ち抜いた3人が「エントリーチーム」として参加、全8チームで行われる。予選は4チームずつ2リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出する。試合は全て5本先取の9本勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

