これに、解説者を務めた井出隼平五段(34)は「今ちょっと私、目がおかしくなったのか4二飛車という符号を見せたんですけど、やっぱり将棋は四間飛車なんですかね!?ここで4二飛車という符号があるんですか!?」と混乱。さらに「一目“バグ”だと思いたいんですけど、やっぱり令和のAIの新しい将棋ではそういう手もあるんでしょうね。でもここで『4二飛を指しました』と言われたら、『病院に行った方が』と勧めますが…」と不可解な一手の印象を語った。
この謎の符号には、現在の将棋界をけん引する藤井竜王・名人も思わず苦笑い。大きく目を見開き“キョトン顔”を見せる古賀悠聖六段(24)とともに「4二!?やっぱり、目が疲れてきたんですかね…(笑)」と絶対王者でも見慣れない“おかしな符号”に首をかしげていた。
藤井竜王・名人の見せた珍しいリアクションに視聴者も注目。「聡太おもろそうw」「あーたのしそう」「藤井ジョーク」「藤井さんウケ」「みんな笑ってるw」「研究しがいがあるやんw」「聡太ですら目を疑う」「7冠がいうんだからそりゃ無理なんだろw」など多数の声が寄せられていた。
対局でも△4二飛は指されることはなく、“幻の一手”に。大熱戦では優位を築いていた羽生九段が迫っていたものの惜しくも詰まず、ぎりぎりの見切りを見せた斎藤八段が逆転勝利を飾った。
◆ABEMAトーナメント2025 第1、2回が個人戦、第3回から団体戦になり今回が8回目の開催。ドラフト会議にリーダー棋士7人が参加し、2人ずつを指名、3人1組のチームを作る。残り1チームは指名漏れした棋士が3つに分かれたトーナメントを実施し、勝ち抜いた3人が「エントリーチーム」として参加、全8チームで行われる。予選は4チームずつ2リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出する。試合は全て5本先取の9本勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。
(ABEMA/将棋チャンネルより)


