【MLB】レッズ 5—2 ドジャース(7月30日・日本時間31日/シンシナティ)
ドジャースの大谷翔平投手がレッズ戦に「2番・投手」でスタメン出場。筋肉の痙攣により4回途中で緊急降板となったが、ベンチへ戻った直後に映し出されたコーチとのやりとりが、静かな感動を呼んだ。
2-1とドジャースが1点リードの4回、大谷は先頭打者にヒットを許し、2球連続の暴投で無死三塁のピンチに。さらに四球を与えた直後、変化球が大きく外れたところで捕手スミスがマウンドへ駆け寄った。異変を察知したロバーツ監督もベンチから出てきて交代を告げ、大谷は3回と0/3、51球を投げ降板した。
ベンチへ戻った大谷の姿を捉えたカメラに対し、試合の実況を務めたDJケチャップ氏は「打つ気じゃないですか?」と苦笑い交じりにコメント。そして、その大谷のもとにそっと歩み寄ったのが、ディノ・イーベル三塁ベースコーチだった。
イーベルコーチは、大谷がメジャー1年目を迎えた2018年のエンゼルス時代から彼を支えてきた存在。ドジャースに移籍した今も変わらぬ信頼関係を築いている。そんなイーベルコーチは、大谷の肩に静かに手を添え、背中をポンと叩いて言葉少なに労った。DJケチャップ氏も「イーベルコーチもなにか、身体を寄せて…」とその様子にそっと言葉を添えた。
悔しさの残るマウンド降板。その直後に交わされた、信頼するコーチのさりげない“気遣い”は何よりも温かく響いたに違いない。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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