後半はひとかき、ひと伸び、最後のタッチで勝敗が分かれるような大激戦に。グルセは激しい泳ぎの中でも冷静さを失わずぴったりとタッチを合わせると、ポンティを抑えて49秒62という世界記録まで0秒17、歴代2位の好タイムでゴールし優勝した。
この力泳に五輪メダリストの萩野公介氏は「あえて第2キックを強く打って合わせにいく。細かいところのテクニックが本当に素晴らしい。自分の体をちゃんとコントロールできている」と、ゴール手前で泳ぎを変える工夫の素晴らしさを絶賛していた。
レース後、ガッツポーズするグルセをカメラがアップで抜いたが、この肉体だからこそ出る爆発力というほど、説得力のある鍛えた様子がわかるスタイルだった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
