【WRC 世界ラリー選手権】第9戦 ラリー・フィンランド(7月31日〜8月3日)
WRC(世界ラリー選手権)の第9戦が行われ、競技3日目にフォードのセスクスのマシンにアクシデントが発生。驚きの事態とそれに対する乗員側の対処に、放送席も驚愕させられた。
今大会の戦いの舞台は北欧、フィンランド。2日の競技3日目デイ3は、雨が大量に降ったり小雨になったりと天候に恵まれない中での開催となった。当然ながら雨は路面コンディションにも大きく影響し、ドライバーにとっては難しいステージチャレンジとなる。
この日は4つのステージを2回ずつ走るステージ構成で、SS15はSS11と同じコースだったが、午後の路面は完全なウェットコンディション。今季、フォードMスポーツからスポット参戦するマールティンシュ・セスクスも奮闘していたが、ここで彼を襲ったさらなる困難が、ウインドウの曇りだ。
湿度が高い日に、車内外の温度差が大きいとウインドウの内側に結露が発生してしまうものだが、この時はデフロスターが故障していたのか、映像で見るかぎりフロントウインドウ一面が曇ってしまっており、視界がゼロとなっている。3日の中継でこのシーンが流れると、スタジオゲストのチョコレートプラネット長田庄兵も、思わず「怖っ!」と反応した。
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