【MLB】ドジャース 5ー1 ブルージェイズ(8月8日・日本時間9日/ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」でブルージェイズ戦に先発出場。珍しく打球速度の遅いゴロで内野安打を奪った。
2ー1とドジャースが1点リードで迎えた7回裏、無死一塁の場面で大谷にこの試合4度目の打席が回ってきた。2番手左腕のリトルが投じた初球、大谷は積極的にスイングを仕掛けたが、アウトコースの変化球を引っ掛けるような形となる。打球は大谷の眼の前でバウンドし、勢いなく一、二塁間方向へ弾んでいき、ゲッツーかと思われた。しかしファーストのゲレーロJr.が大きくジャンプするも、グラブにボールは収まらず弾いてしまう。打球はカバーに入っていたセカンドの逆側へ転がり、なんとライト前へ。ゲレーロJr.も呆然とした表情を見せた。記録はファースト内野安打。一塁走者も三塁へ進み、ドジャースにとって最高の形となった。
この場面、実況アナウンサーも凡打だと思ったのかテンションは低めで「初球を打ちました」と淡々と伝えていた。しかし直後に「おっと弾いた」と、ゲレーロJr.が捕球できなかったことに驚いたような一言が漏れた。
このラッキーな一打は、MLB公式データサイト『Baseball Savant』によると、打球速度は78.6マイル(約126.4キロ)と決して速くなかったが、大きく跳ね上がったことが功を奏し、チャンスを拡大する結果となった。
この回、ドジャースは3点を奪い5-1とリードを広げ、勝利を決定づけた。奇しくも大谷の珍打が勝利に大きく貢献する形となった。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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