“常勝軍団”の予選敗退に、衝撃が走った。将棋界の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2025」予選Bリーグ2位決定戦、チーム天彦 対 チーム永瀬が8月9日に放送された。過去2度の優勝を誇るチーム永瀬だったが、本戦進出をかけた大一番に3勝5敗で敗退。初の予選敗退を喫したリーダーの永瀬拓矢九段(32)は「とても残念」と肩を落としていた。
今期は顔ぶれを一新し、“レジェンド”羽生善治九段(54)、佐々木勇気八段(31)をメンバーに迎えたチーム永瀬。初戦のエントリーチーム戦では5勝2敗と好発進したものの、Bリーグ1位決定戦では藤井聡太竜王・名人(王位、王座、棋聖、棋王、王将、23)率いるチーム藤井にストレート負けを喫し、2位決定戦に回ることとなった。
予選突破をかけた大一番では、ドラフト会議で元チームメンバーの増田康宏八段(27)をかけて壮絶なくじ引き合戦を繰り広げた佐藤天彦九段(37)のチーム天彦と激突。2度のリーダー対決のほか、元チームメイト対決の永瀬九段VS増田八段戦など激闘を繰り広げたが、通算成績3勝5敗で敗退することとなった。
永瀬拓矢九段「優勝を目指したかった」
