【MLB】エンゼルス7ー6ドジャース(8月12日・日本時間13日/アナハイム)
ドジャースの大谷翔平投手がエンゼルス戦に「1番・DH」でスタメン出場。勝ち越しのチャンスで迎えた第4打席で、大谷を思わぬ“悲劇”が待っていた。
5-5の同点で迎えた6回、無死一、二塁の好機で第4打席を迎えた大谷。カウント2-2からの5球目、エンゼルスの4番手バークが投じた外角低めのストレートを流し打ち。打球は鋭いライナーとなってショート方向へ飛び、センター前へのタイムリーを期待させた。しかしその瞬間、ショートのネトが軽快に反応してキャッチ。ここから“悲劇”が始まった。
ネトはそのまま二塁ベースを踏んで二塁走者のロハスをアウトにすると、一塁へ送球。飛び出していた一塁走者ラッシングもアウトとなり、まさかのトリプルプレーが完成した。
ショートライナー→二塁ベースタッチ→一塁送球とお手本のように見事な“三重殺”に、打った大谷はその場で呆然。一方、トリプルプレーの起点となったネトは、満面の笑みでベンチへと戻っていった。
誰もが予想しなかったまさかの結末に、この試合の実況を務めた生明辰也アナウンサーからも「なんと……トリプルプレーだ!」と驚きの声が上がる。中継の視聴者からも「うわー」「大谷初?」「ネトエグ」「これはアンラッキーすぎる」「三重殺は草」「今のは運がない」など、衝撃と嘆きの声が相次いだ。
この回、大谷の打球が抜けていれば勝ち越しの可能性もあっただけに、ドジャースにとっては痛すぎる一打だった。だが、その“悔しさ”を晴らすように、9回の第5打席ではライトスタンドへ4試合連続、一時勝ち越しの今季43号特大ソロを放ち、最後に意地を見せた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)


