【MLB】エンゼルス 6—5 ドジャース(8月13日・日本時間14日/アナハイム)
ドジャースの大谷翔平投手がエンゼルス戦に「1番・投手」で今季9度目の先発登板。5回途中で無念の降板となったが、古巣エンゼルスの本拠地は総立ち。敵地ながらスタンディングオベーションが送られる圧巻の光景が広がった。
5-2と3点リードで迎えた5回、今季最長となる5イニング目のマウンドに立った大谷。先頭のレンヒーフォを空振り三振に切って取り、幸先よく立ち上がる。しかし、続く打者に連打を浴びて1死一、二塁のピンチを招くと、1番・ネトに痛恨の2点タイムリーを許し、1点差に詰め寄られた。ロバーツ監督がマウンドへ向かうと、大谷はやや納得のいかない表情を見せながらも、リリーフ陣にマウンドを託した。
この日の成績は4回1/3、80球を投げて被安打5、被本塁打1、4失点、7奪三振。序盤から力のある直球と変化球を織り交ぜ、古巣打線を相手に力投を続けたが、あと一歩のところで踏ん張りきれなかった。
それでも、エンゼル・スタジアムの観客は背番号17への敬意を忘れなかった。ベンチへ向かう大谷に対し、観客席のファンが総立ちとなり、大きな拍手と声援を送った。試合の実況を務めた福田太郎アナウンサーも「エンゼル・スタジアムが大きな歓声に包まれます」と、その異例の光景を伝えた。
ドジャースの一員として敵地のマウンドを降りる大谷に、古巣ファンが見せた温かなスタンディングオベーション。その光景は、6年間にわたるエンゼルスでの功績と、今も色あせない存在感の大きさを改めて示していた。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
この記事の画像一覧

