小林氏が「どうやったらできるのか」の策を示す。「漁を一定期間休んでもらう。場合によってはやめてもらい、退職金のようなものを出して、他の産業に移ってもらう。一方で、より大規模でやりたい人もいるが、『他の人たちがいるからやめて』と抑えられている問題もある」。

 加えて、関係者からの反発もあり、「メディアの記者からも『そんなことを言うと、(漁網メーカーである)小林さんの実家の網は売れなくなる』と脅された。規制改革をするときは、それを怖れる人達が強烈に反対する」と振り返る。

 片野氏は「ノルウェーの漁業が大成功したのは、補助金で休ませたからだ。ずっとお金を出すのではなく、一時的に補助金を使って休んでもらえれば、漁業は復活する」と前例を出しつつ、期待を込めた。
(『ABEMA Prime』より)
 

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