給食無い夏休み「2食以下」「子の体重減」も
【映像】「とんでもないことを…」支援団体に寄せられた母親の声
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 物価高やコメ価格の高騰が食卓を直撃する中、給食がない夏休みに、子どもの食事が危機に陥っている。

【映像】「とんでもないことを…」支援団体に寄せられた母親の声

 支援団体の、認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパンの調査によると、学校がある期間と比べ長期休みの期間は、子どもの食事が1日2食以下の割合が約2.5倍に増加する。

 長期休みの期間に食事の回数が減ると答えた人の理由としては、「経済的に余裕がない」という回答が約4割、仕事などで忙しく「時間に余裕がなく家庭で十分な食事の用意が難しい」との回答が約3割近くを占める。

 同団体の浅野綾希子氏は、以下のような声が寄せられたと話す。

「あるお母様から『金銭的に厳しくて食事の栄養バランスよりかさ増しを優先せざるをえない状況で、去年の夏なんとかやり過ごしていたけれど、秋に子どもの体重が減っていることに気付き、成長期の今しか体を作れない期間なのにとんでもないことをしてしまった、本当に申し訳ないという気持ちでいっぱいだ。今も物価高に追いつけず、食費を工面するのにとても苦労している』といった声が寄せられていて、親御さんも頑張って食費を捻出し食事を用意されていると思うが、間に合わずご自身やお子さんにも影響が出ざるをえない状況に置かれている」(認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパン 浅野綾希子氏)

追い打ちかける「物価高」と「コメの価格の高騰」
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