「ABEMAトーナメント2025」準決勝・第2試合、チーム藤井 対 チーム菅井が8月16日に行われた。公開生放送で行われた本試合では、勝負所の第6局で藤井聡太竜王・名人(王位、王座、棋聖、棋王、王将、23)対 藤本渚六段(20)のファン待望のカードが実現。近い未来、タイトル戦で顔を合わせることになるであろう“次世代エース対決”が大きな話題となった。
チーム菅井の3勝2敗で迎えた第6局には、勝負所とありチーム藤井からは藤井竜王・名人の登板を予想。チーム菅井は後手番となることと、今後の戦いを見据えて「全員があと1回ずつ残るように菅井八段が出場」という方向で作戦を立てていた。
しかし、藤本六段はどこかソワソワ。それを見ていたチームリーダーで藤本六段の兄弟子でもある菅井八段は「(藤井竜王・名人と)指したいのは藤本くんだよな。チームに貢献してくれたし、行くか!行く?」と問いかけた。すると、藤本六段は瞳を輝かせて「行きます!」と宣言。弟弟子でチームメイトの意思をくみ取った菅井八段の男気と、“次世代エース対決”の実現に、会場のファンからは「おお~!!」と歓声が上がった。
「藤井竜王・名人と、どうしても指したかった」
