シリーズは、藤井王位が3連勝と好走を見せている。開幕局は対局1日目に千日手が成立する波乱の出だしから、指し直し局で正確無比な指し回しを見せた藤井王位が先勝。続く第2局では、角換わりの出だしから藤井王位の玉が「打ち歩詰め」の形で即詰みを逃れている状態となったことが大きな話題となった。
先月29・30日に北海道千歳市で行われた第3局では、これまでの2局とは変わり、先手矢倉、後手雁木の持久戦に。繊細な駆け引きの末に永瀬九段が踏み込んでいったが、藤井王位は受け流すように無理のない手を重ねてリードを拡大。先手の永瀬九段の弱点をピンポイントで攻めきり勝利を飾った。
佳境に突入したシリーズは、本局が決着局となるのか、挑戦者が踏ん張り激戦が続行されるのか。激戦必至の両者の戦いから目が離せない。持ち時間は各8時間の2日制。本局の先手番は藤井王位。
(ABEMA/将棋チャンネルより)




