常軌を逸した1発に、守備陣の反応は無言。ライトを守る野手はフェンス際まで必死に追ったが、スタンドに消えるのを確認すると立ち止まり、うなだれるように下を向いた。大谷が塁を回りながらお決まりのデコルテポーズを披露する背後では、内野手も呆然と立ち尽くしたまま動けず。さらに捕手は、大谷が本塁を踏んでもなお微動だにせず、ただ打球が消えたスタンドの方向を見続けていた。
強烈な当たりが飛び込むと同時に、相手の士気を一気に削ぐような場面。186キロの弾丸ライナーは、スコア以上に試合の空気を変える一打となった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)

