こうした環境の中で、辞めていく人も後を絶たないという。しかし諦めないことで、夢が実現した先輩もいた。卒検18回目で合格した樋渡大幸さん(27)が「15、16回目ぐらいの卒検で同じことを言われた。本当に辞めずに、いつかはねるから、はねる時期を取りに行く。それだけで絶対に卒検受かるから。大丈夫、絶対。俺は心配していない。やるだけだから、がんばってください」と声をかけると、飯田さんは涙を流した。
「人力車は正解がないのが面白い。もしかしたら今日で(浅草に来るのが)最後かもしれない。僕らは観光業という、人が楽しみにしている瞬間を作りに行ける人間たちだから、そこに一期一会の感覚を持ってくると、ちゃんと伝えられる。後悔しないように、いま全力でできることをやりましょう。『めっちゃ安かったね』と思ってもらえるサービスにしようね、と話している」(西尾社長)
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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