【MLB】ロッキーズ 5ー9 ドジャース(8月21日・日本時間22日/デンバー)
ドジャースの大谷翔平投手が450日ぶりに完全休養したロッキーズ戦で3回、ドジャースのベテラン先発カーショーが突如“謎の2バウンドボール”を投じる場面があった。
5-1とドジャースが4点リードの3回、カーショーがロッキーズの9番・リッターを2球で追い込んだ場面。ここで投じた3球目が捕手まで届かず、マウンド前で大きくバウンドするボールとなった。普段の安定感からは想像できない失投に、実況を務めた北川義隆アナウンサーも思わず「どうしたんでしょうか?」と声を上げた。
元メジャーリーガーで解説の長谷川滋利氏は笑いながらも冷静に解説。「首を振って。ピッチコムを使ってないんですよ。どっちみちボールにするんだったらといって投げただけなんですけど。ちょっと笑えますよね」と説明し、カーショーが投じた“謎ボール”に理由を与えた。つまり、首を振って意思疎通を図った結果、ボール扱いにするために敢えて投じたものだったという。
長谷川氏の解説により、「何だったのか」という疑問は氷解。中継の視聴者からは「余裕あり過ぎ」「さすがベテランだね」といった声も寄せられ、かえってカーショーの経験と余裕を示す場面として受け止められた。
結局この打席は6球目のスライダーで空振り三振に仕留め、カーショーは事もなげにマウンドを後にした。ベテランならではの落ち着きと“遊び心”を感じさせる“珍場面”となった。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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