【MLB】パドレス 2ー1 ドジャース(8月22日・日本時間23日/サンディエゴ)
“走塁ミス”でもあり、これぞ頭脳プレーの極みだったとも言える。ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」で先発出場したパドレス戦で起きた相手選手の凡ミスでかつ、味方選手の“トリックプレー”が話題だ。
首位攻防戦を迎えたドジャース、3回裏の後攻・守備でのことだ。先頭打者のロレアノにレフト前ヒットを許し、さらにクロネンワースに送りバントを決められ、1死二塁というピンチに。前のイニングで先制されたパドレスとしては早めに追いつきたいということでの堅実な作戦を取ったが、ここでドジャース先発のスネル投手が粘り、続くフェルミン捕手を空振り三振に取り、2死二塁に。打席には1番のタティスJr.を迎えた。
勝負強い打撃で知られるタティスJr.を相手に、スネルはストレートとカーブで慎重に攻め、カウント2-2として5球目を投じた。内角の低めに大きく曲がるカーブに対して、タティスJr.が反応してハーフスイング。これで空振り三振でチェンジになるかと思われたが……一塁審判はセーフと判定し、フルカウントになった。
直後、判定を棒立ちで聞いていた様子のスミスだったが、おもむろにボールを拾って三塁へと送球。すると、飛び出していた二塁走者のロレアノを三塁ベースで刺してアウトに。ドジャースはピンチを脱した。
一体、何が起きた?まさかの珍プレーでアウトに…

