辞任“必要なし”なぜ増加?

ANN世論調査
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 石破総理の強力な後ろ盾となっているのが世論である。ANNの世論調査では、石破総理について辞任するべきだと「思わない」とした人が49%で「思う」とした人を上回る結果になった。

 石破総理がいつまで政権を担当するのがよいか聞いたところ、2年後の「自民党総裁任期まで」とした人が36%で「すぐに辞めてほしい」は25%であった。また次の総裁は誰が良いかについて、トップは小泉進次郎氏、続いて高市早苗氏、河野太郎氏で石破総理が4位となった。

 石破総理の辞任“必要なし”が増加した“3つの理由”について、千々岩氏は以下のように分析する。

「まずは『石破さんいじめられてて可哀想』のような同情論が1つ目」(千々岩森生氏、以下同)

「2つ目は『世代論』と『保守かどうか』。保守が国民民主党や参政党に流れて、自民党が中道に寄ってきている。保守は石破総理に否定的。そして自民党、立憲民主党の支持世代は比較的高いのに対し、国民民主党と参政党支持の世代は20代~50代くらいまでが多いと、真逆になっている。若い人達はもう退して、一方の比較的上の世代は、いやいや石破さん安心感あるしもう少しいていいよ、と。この『世代論』と『保守かどうか』が分岐点になっている」

石破内閣を支持する理由

石破内閣を支持する理由は?
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「3つ目は、これまでの総理大臣にはなかった特徴だ。石破内閣の支持理由で、『石破総理の人柄が信頼できるから』が約3割と高く、人柄への信頼が厚い。政策や外交などこれまでの実績よりも、人柄への信頼感が一番。これは石破総理の特有のものだ」

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