【MLB】ドジャース 5—4 ダイヤモンドバックス(8月31日・日本時間9月1日/ロサンゼルス)
ドジャースの山本由伸投手がダイヤモンドバックス戦に先発。7回4安打無四球10奪三振1失点の圧巻ピッチングを披露。後続が打たれ勝ち星こそつかなかったものの、ドジャースはサヨナラ勝ちでスイープを回避。連敗ストップで地区優勝マジックを「23」としている。
山本は今季ここまで25試合に登板し11勝8敗、防御率2.90の成績。前回登板ではパドレスとの地区首位攻防戦で6回2失点ときっちりゲームを作り、チームの連敗を止めるピッチングを見せていた。
再びチームの連敗ストップを託された山本のピッチングはまず1回、ダイヤモンドバックスのペルドモ、マルテ、キャロルの強力な上位打線を三者凡退に抑える上々の立ち上がり。その裏にドジャースは大谷、ベッツ、フリーマンの3連打などで2点を先制すると、援護点をもらった山本は2回、先頭のアレキサンダーをカーブで見逃し三振に打ち取るなど2つの三振を奪うピッチング。
3回も先頭のトーマスを156キロの直球で空振り三振とすると、2アウトから相手の意表をついたセーフティーバントも落ち着いて処理して三者凡退。しかし4回、2番マルテに初ヒットを許すなど1アウト一、二塁のピンチを招く。4番アレキサンダーはスプリットで空振り三振とするも、5番デルカスティーヨにタイムリーヒットを打たれ1点を返されてしまう。
その裏、ドジャースはロハスのタイムリーで再びリードを2点とすると、5回の山本は立ち直りをみせ下位打線を三者凡退とし、勝ち投手の権利を得る。6回は上位打線と3度目の対決で、2番マルテをスプリットで三振に打ち取るなど、このイニングも三者凡退で終える。
山本は7回も続投。4番アレクサンダーから9個目の三振を奪うと、次打者にヒットを許すも今シーズン最多タイの10個目の三振を奪うなど後続を打ち取り無失点で終え、ここでお役御免。結局この日の山本は7イニングを98球、被安打4、無四球、1失点。今季三度目の2桁奪三振を記録する圧巻のピッチングで、降板時は観客からスタンディングオベーションで迎えられた。
ドジャースはこのカードで沈黙していた打線が奮起し、初回から小刻みに得点を重ね山本を援護。山本降板後にスコットが痛恨の同点3ランホームランを浴びるも、9回に代打スミスが起死回生のサヨナラホームラン。ドジャースは連敗を2で止め、2位パドレスが敗れたため、地区優勝のマジックを「23」に減らしている。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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