【MLB】ドジャース 5—4 ダイヤモンドバックス(8月31日・日本時間9月1日/ロサンゼルス)
ドジャースの山本由伸投手がダイヤモンドバックス戦に先発登板。チームの連敗ストップに貢献する圧巻投球に本拠地の観客は総立ちとなり、最後はベンチでロバーツ監督とハグを交わすシーンが映し出された。
山本は初回から安定感抜群の立ち上がりを見せ、3回まで三者凡退を続けるパーフェクトピッチング。多彩な変化球と精度の高い制球で相手打線を翻弄し、奪三振を積み重ねた。4回以降も走者を背負いながらも要所を締め、毎回のように三振を奪取。気がつけば今季最多タイとなる10奪三振を記録し、球場の熱気は一層高まっていった。
そして見せ場となったのは7回2死一塁。山本が打たせた打球はレフトへ抜けそうなライナーとなったが、レフトのキケ・ヘルナンデスがダイビングキャッチ。ファインプレーでピンチを断ち切り、山本の力投を引き立てると、中継の視聴者からも「今のキケの凄いな」「ナイピッチ、ナイスプレー」など、キケや山本を称える声が相次いだ。
この日の山本は7回98球を投げ、被安打4、失点1、10奪三振の快投。降板時にはスタンドのファンは総立ちで拍手と歓声を送り、エースの内容を称賛した。山本は帽子に手を当てて応え、捕手ラッシングとグータッチ。その後ベンチではロバーツ監督が待ち構え、抱き合うようにハグを交わした。チームメートも次々と声をかけ、エースの力投を労った。
12勝目が目前かと思われたが、8回に登板した2番手スコットが2死から連打を許し、キャロルに3ランを浴びて同点に。山本の白星はおあずけとなったが、それでも圧巻の内容は揺るぎなく、コメント欄には「これは宝石!!!」「無双したの久しぶりやね」「ドジャースのエースだなさすが」「完の璧」と、称賛があふれた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)


