【MLB】ジャイアンツ13ー2オリオールズ（8月31日・日本時間9月1日／サンフランシスコ）
8月31日（日本時間9月1日）に行われたサンフランシスコ・ジャイアンツ対ボルティモア・オリオールズの一戦で、オリオールズ・菅野智之のスイーパーでの奪三振が話題となっている。
2回裏・ジャイアンツの攻撃。この回先頭の5番マット・チャップマンに対して菅野は、初球、真ん中低めいっぱいに決まる132km/hのスイーパーでストライクを奪うと、続く2球目、真ん中やや高めに投じた149km/h、質の良い回転を見せる直球で計算通りにファウルを打たせてカウント0-2に。そこから内角低めのボールゾーンへと沈む137km/hのスプリット、外角低めのボールゾーンへと逃げる135km/hのスイーパー、外角低めのコーナーを突く149km/hのシンカーと、長打リスクを避けながら誘いにかかるも、チャップマンもこれをよく見てフルカウントとなると、勝負の6球目、菅野が選んだウイニングショットは、外角低めのボールゾーンへと逃げ足速く鋭い軌道で曲がる134km/hのスイーパー。
外の球への意識があるチャップマンはこれを打ちにくも、その独特な軌道についていけずに空振り。チャップマンがなかなか振ってくれず、決め球に苦しさのある場面ではあったものの、最後は菅野がベテランの意地を見せる形で、見事な空振り三振を奪う形となった。菅野の持ち味と、ベテランとしての意地が見えたこの奪三振にファンからは「めっちゃ曲がる」「エグいな」「絶品」「振っても当たらない」「バッターが意識している中でこの球を振らせるってスゴい」「分かってても振ってしまう」「これができるから菅野さんは巨人のエースだったんだよな」といった様々な反響が巻き起こることに。
この日はまさかの被弾や連打もあり、3回1/3で7失点と、思わぬ炎上を遂げ、無念の今季7敗目を喫することとなったものの、2ケタ勝利を挙げているのは、今もなお、オリオールズでは菅野ただ1人。30代半ばで海を渡り、苦しい状況が続く投手陣を支えるベテラン右腕の巻き返しに期待したいところだ。（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
この記事の画像一覧■大谷翔平 人気記事
