【MLB】カブス 4ー3 ブレーブス (9月2日・日本時間3日/シカゴ)
カブスの今永昇太投手が、絶妙な牽制で一塁走者を挟み込み、アウトを奪った。
カブスが4−0とリードして迎えた4回表。今永は先頭打者にスリーベースを許し、直後の暴投とホームランで2点を失ってしまう。さらに内野安打で無死一塁と流れに乗れない。次打者のハリスⅡは内野ゴロで二塁封殺となり、1死一塁。打席にはキム・ハソンが入った。
今永はカウント1ボールから、一塁へ緩い牽制を投げる。ハリスⅡは悠々と戻ってセーフ。ファーストからの返球を受けた今永は、打者の方へ向き直り、セットポジションに入る。ピッチクロックを示すカウントが残り4秒となったところで、先ほどよりも速いモーションで再び一塁へ牽制。緩い牽制が頭に残っていたのか、完全に逆を突かれたハリスⅡは一歩も戻れず、どうしようもなくなって二塁へ走り出すも、ファーストのターナーに追いかけられてタッチアウト。嫌な流れを断ち切った。
今永の“超絶牽制”にSNSやABEMAのコメント欄では、「うま」「ないすーーーーー」「よき」「ひっかかった」「ボイド直伝w」「うますぎぃ!」「さすが今永先生牽制うますぎ」「今永これ得意だなぁ」「流れ戻ったかなこれで」「ボイドから教わった牽制」「追いかけっこ」「釣り師」といった絶賛コメントがあふれた。
実は、チームメイトのボイドは牽制の名手として知られており、今永自身も刺激を受けていると語っていた。その刺激を力に変え、見事にアウトをもぎ取った格好だ。これで2死走者なし。落ち着いたところで、打席のキムをショートゴロに打ち取り、この回を切り抜けた。
その後、今永は5回にも1点を失ったが、6回3失点、被安打5、奪三振2、与四球1の内容で今季9勝目。自身の守備にも助けられ7月30日以来約1か月ぶりの勝利を掴んだ。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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