■下村博文氏「総裁選の前倒しが決まる前に辞めて、改めて出るべき」
石破総理の進退について、かつて旧石破派「水月会」に所属していた自民党の田所嘉徳衆院議員は「敗因の責任が石破総理の政策にあるなら進退に直接繋がるが、“自民党として信頼を失っていた”のであれば、首を変えても同じようなことが起こる。そこをまずしっかりと直していくべきだ」とコメント。森山幹事長が辞意を表明したことについては、「通常国会で、少数与党が法案を作る中で非常に大きな力を発揮してきた方なので、“大変だ”という思いは強い」と語る。
かつて安倍派に所属し文部科学大臣などを歴任した自民党前衆院議員の下村博文氏は、「総括に“石破総理責任論”が書かれていたわけではないと思う。ただ、昨年の衆議院選挙、今年6月の都議会議員選挙、参議院選挙で自民党は惨敗したわけで、組織の体質の問題もあるが、やはり長としての責任もあるだろう」と指摘。「総裁選前倒しが判断される8日より前に辞めて、改めて総裁選に出るというけじめの付け方をするべきだと思う。前倒しが決定されたら、石破さんが否認されたのと同じこと。その前に自ら辞任し、再挑戦するなら大義がある」との見方を示した。
■これまでにも用いられた『解党的出直し』、今使う意味は
