この舞台に立ちたい。そう思い続けた永世女流雀王が、いよいよMリーグに参戦する。EARTH JETS・逢川恵夢(協会)は、自らの雀風を“バランス型”と表現。一方で、Mリーグでは「攻撃的な麻雀を打ちたい」と意気込む。目指すは「もちろん優勝」と断言。「なんならMVPも取りたい」とやる気は十分だ。
―今期からMリーガーとしてデビューする。これまでは、どういった気持ちでMリーグを見ていたのか。
(Mリーグが)始まった頃は自分とは無縁の世界だとは思っていて「新しい麻雀番組が始まったな」くらいの軽い気持ちで見ていました。1~2年目はいち視聴者として楽しんでいましたが、私が女流雀王を初めて取り、そして連覇することもできたんです。そのあたりから、「この舞台に立ちたいな」という思いが強くなってきて、意識して番組を見るようになりました。
―ドラフト指名される予感はあったのか。
意識したのは今年、永世女流雀王になれた、5回目の女流雀王を取れたあたりからですね。それまでは自分が選ばれるとはあまり思っていなかったです。
―自団体選手の活躍は、どのような気持ちで見ていたのか。
Mリーグに協会の女流プロがいなかったので、軽い応援という言い方は変ですけど、自分のことのように、というほどの応援はしていませんでしたが、自団体のルールがMリーグルールに一番近いと思っていました。協会が強いところを見せてくれたら、自分もMリーグに近付けると思っていたので、そういう意味で熱を込めて応援はしていました。
―晴れてドラフト会議で指名された時の気持ちは。
今までと違って周りからの声というか「さすがに選ばれるでしょう」というプレッシャーもあり、自分も強く意識はしていました。今までは「みんなでドラフトを応援しようぜ!」という感じでしたが、今年は良い結果だったとしても悪い結果だったとしても、平常でいられる自信がなかったです。「(配信で)同時視聴しないの?」と聞かれましたが、とてもじゃないけど…。心を落ち着かせて、家で1人でひっそり見ていました。
ドラフト指名、周囲の反応は



