KADOKAWAサクラナイツ・渋川難波(協会)が、父として初めてのMリーグを迎える。昨期は個人17位・+76.7で終えたが、「苦しい時に勝てなかった」と悔しさをにじませた。新シーズンの目標は「+50」。あえて高望みせず、着実にチームにプラスを持ち帰る覚悟だ。2試合同時開催の新レギュレーションには「ワクワクとドキドキがある」と語りながら、寝不足の育児とMリーグを両立させる“魔神”の挑戦が始まる。
―まずは昨期の振り返りを。個人としては17位(+76.7)だった。
「苦しい時に勝てなかったな」というのが一番大きいですね。
―チームの雰囲気はどうだったか。
途中からもう負けすぎていて、誰も止められなかったですね。止めようと思って止められるなら苦労はしないですが、やっぱりそういうところで、しっかり勝ち切れる勝負強さや、丁寧に1着でも上の着順を取る冷静さが足りなかったかなと。苦しくなる前に、ちゃんとプラスにしておかなければいけなかったと思います。 無理な時は無理ですが、行けそうな時に取りこぼしてしまった。そのほうが痛かったと思います。
―内川幸太郎さんがチームを抜けた。どのような印象を受けたか。
普通にびっくりしましたね。チームとして「戦力チェンジ」、最近勝てていないので「テコ入れします」という形でした。
ずっとそういう話はサクラナイツにはあると聞いていたので、悲しいですが仕方ないなと。EX風林火山に入ったのはとても嬉しいです。レギュラーシーズンで勝てなかったから変わった、というのもあると思うので、もうちょっと僕が勝てる時に勝っていればなという気持ちもありました。
でも、EX風林火山に移籍してくれてまた戦えるというのは嬉しいです。心のつかえは取れて、シーズンに向かえています。
―同卓した時は、どのような思いになりそうか。
うれしいんじゃないでしょうか。内川さんは自分の力でつかみ取ったので、「負けたくない」という気持ちは正直なくて、自分も頑張らなければという気持ちですね。
新戦力への印象は



