それはもちろん。Earth JETSの試合は全部見たいですし、BEAST Xがどうなっていくかも気になります。(内川が加入した)EX風林火山もね。そこはやっぱり優先して見ることになると思います。初めて見る選手がどうなるのか、そこは見ていきたいです。
―注目している選手は?
下石戟さん(BEAST X・協会)ですね。麻雀に関する考え方が独特というか、読みに重きを置いている選手で、強いです。どういう感じになるのか楽しみですね。
―AI分析による読みや選択が主流の今、下石さんは人読みを重視するという話もある。
下石さんは、AIよりもっと細かいところを読んでくるタイプですね。手出し・ツモ切りを見るのは当然ですが、「序盤のこの切りから、三色同順は見ていない」とか、「123の三色同順の可能性は低いから、手牌は上に寄っている。だから下は比較的通しやすい」といった感じで、ギリギリの場面を切り開いていく“綱渡り”をしていくタイプです。
ただ、こちらの打ち方はそこまで変わらないですね。やっぱりベースの打ち方は変えずに、「下石さんはこの辺までは読んでくるだろうな」という意識はしますけど。
―個人の目標とチームの目標は。
チームはもちろんファイナル進出。個人の目標は…、+50って言ったら前回は+70くらいで終わったので、今回は一旦「+50」。余計なことを言わずに+50。トップ1回分を目指して、チームにプラスを持ち帰ること。まずはそこを目標にやっていきたいです。
―プライベートでは結婚され、試合に出ながら育児もしている。
結構、家のことをやるようになりましたね。「相手にやってもらうだけじゃダメだ」と、家のこともそれなりにやろうという意識が芽生えました。
子どもは可愛いですね(笑)。まだ生まれたばかりですし、忙しいです。3時間ごとに起きなければいけないので、夜がなかなか寝られない。ゆったりとした時間がないというか、慌ただしい時間ばかりです。シーズンが始まって試合数も増えるとなると…怖いですね(笑)。寝不足で試合に行くこともあるだろうから、コンディション管理は今まで以上に大事になると思います。
全然泣き止まないし、「泣き止んだかな?」と思ったらまた泣くし(笑)。どちらかが起きて、どちらかが寝る。そういう“シフト制”でうまくやっていきたいですね。お互い夜に起きていたら共倒れになりかねないので。ここまで自分を育ててくれたという親への感謝が、あらためて芽生えてきますね。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チーム、2025-26シーズンから全10チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各120試合(全300試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は7000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)



