本音は内容良く勝てればいいというのが毎年のことなんですけど…ちょっと今年個人賞が新設されてしまいまして。今まで日吉辰哉(連盟)さんが「唯一の個人賞コンプリート・伊達朱里紗」みたいな感じで紹介してくれていたんです。これを言ってもらえなくなっちゃうんで、厳しいことは承知の上で12、13勝して最多トップ賞を取りたいですね。
―チームの目標は。
2年連続でセミファイナルで敗退してしまっているので、最低でもファイナルに行きたいですね。チームはレギュラーシーズンが異常に強くて、レギュラーで敗退したことはないんですけれども、やっぱりファイナルに行かないと蚊帳の外のような感覚になってしまう。最低でもファイナル進出は、具体的な目標として掲げたいです。
当たり前なんですけど、負けると自分の反省点ばかり思い返してしまいます。麻雀なので後悔をしないというのは難しいと思うけれど、できるだけ後悔しないような打牌をして、それが結果にも表れるといいなと思います。
―滝沢さんが監督に就任した際、「滝沢さんはいついかなる時も、選手のモチベーションを上げる言葉をかけてくれます」という伊達さんのコメントがあった。具体的には。
麻雀は結果で選手の見え方が左右される部分がすごくあると思うんです。例えば確率上、正しい選択をしていても裏目に出てしまったことがあるとします。
ただ、滝沢さんは結果に引きずられないような言葉をさらっと一言だけ掛けてくれるんですね。それにすごく救われてきたし、その一方で「さすがにこれはこっちの方が得だったかな」みたいなことも優しく言ってくださる。
さらっと言ってくれる分、ストンと頭の中に入ってきますし「あの滝沢さんが言っているんだから、間違いなくそこはそうなんだろうな」と思えるというか。ウソつかなさそうじゃないですか(笑)。うちのチームメイトはみんな正直な気がします。全員口数が少ない分、掛けてくれる言葉は本当なんだろうなと思えます。
―滝沢さんが選手兼監督に就任した際、Xでは「寿人さんは言うことを聞くのだろうか」と話題になった。
それは…怪しいですね(笑)。とは言いつつ、寿人さんはやはり仕事人というか、「試合に出てくれ」と言われたらしっかり出てくれると思います。
ただ寿人さんは疲れるのか、連投をなかなかしてくれない(笑)。そこは滝沢監督がいかに寿人さんを気持ちよく送り出せるかですね。そういうのも今期のKONAMIの見どころになると思います。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チーム、2025-26シーズンから全10チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各120試合(全300試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は7000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)



