「Mリーグ」2024-25シーズンでレギュラーシーズン敗退ならば選手の入れ替えが必要だったTEAM雷電。結果はファイナル進出と誰一人欠けることなく、新シーズンを迎えることができた。そんな中で、黒沢咲（連盟）はオフ期間にチームの絆の深さを感じる出来事があったという。「『離れたくない』という気持ちはすごく強い」。今期もチーム、そして雷電ユニバースのために“勝利の女神”は奮闘する。
―まず昨期の振り返りから。個人ランクとしては14位（＋99.4）だった。
終わってみるとファイナルまで行きましたし、満足感も高いシーズンだったんですけれど、やっぱり年明けから2月ぐらいまで、私個人はかなり苦しみました。今までのシーズンで一番というくらい苦しくて、たくさん悩んだシーズンでした。
ただ、そこを打破して、自分自身が復活してチームもいいところまで進めたところでは、立て直し力というか、そういう部分では自信になるようなシーズンになったかなと思います。
―前シーズンから不調が続いていた印象だったが、急に視界が晴れたように白星が重なった。要因をどう分析するか。
そうなんですよ。なんでですかね（笑）。とにかく家族だったり、ファンの中でもよく会いに来てくれたりする近しいファンの人たちが、めちゃくちゃ心配してくれました。私が明らかに苦しそうにしているのがわかったみたいで、家族はお参りに行ってくれたり、両親も含めて伊勢神宮まで行ったりとか、神頼みするしかなかった。でも、そんな中で吹っ切れた瞬間がありました。
死ぬまでMリーガーではいられないでしょうし、いつか辞めるタイミングを迎える時に、後悔がないよう一生懸命やるしかないなと気持ちが吹っ切れたんです。そうしたら牌が戻ってきた（笑）。そんな感じで調子がどんどん上がっていきました。
―やはり入れ替えレギュレーションに引っかかる可能性をはらんでいた時は「自分が抜けるかも」と頭によぎることがあるのか。
Mリーグ発足からいる3人にプラスして本田朋広（連盟）さんという現在4人で、今まで長らくメンバーが変わっていないのはすごく珍しいですよね。そういう中で、レギュレーションに引っかかった時、「変わるのは自分かも」という思いもありました。一方でファンの人たちはこの4人のチームを愛してくれている部分が強いので、踏ん張りたいなという気持ちも強くありました。
ルールが変わった新シーズンMリーグ 日程
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