プロ麻雀リーグ「Mリーグ」2025-26シーズンを前に、赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)は、これまでにない環境の変化に思考を巡らせている。新チームの参入により、今期からは2試合同時開催という初の試みが実施され、選手たちは視聴選択という新たな競争にも晒されることに。園田は「比べられるのも当然」と受け止めながらも、より多くのファンに見てもらうための発信にも意欲を示す。「怖さ」と背中合わせの舞台で、自分らしさとチームの強さをどう証明していくか。その命題を抱え新たなMリーグの潮流に飛び込む。
―まずは昨シーズンの振り返りを。
全体的には良かったと思いますよ。すごかったですね。(チームで)1000ポイント(+1115.5)勝てるというのはなかなかないことなので、良い成績でした。ただ、その後が爆発しきれなかった。調子を合わせるというのは本当に難しいですし、意図的にできるものでもないですね。
―勝っている途中はどういう気分だったか。
「行くだけ行っちゃえ」という感じですね。「できるだけ行こう」と。そわそわもしますし、「ツキすぎていて怖いな」っていうのもありました。勝ちすぎて麻雀が怖くなるということはないですけど。
―ファイナルでは、それまでの勢いが落ちてしまった。
つらかったですが、貯金があったからこそファイナルも戦えた。そこはポジティブに捉えようと思っていました。
―渡辺太(赤坂ドリブンズ・最高位戦)さんが、最終日のインタビューで号泣するという場面もありました。
太はネット麻雀を中心にやってきて、どちらかというと人間ドラマよりは回数を重ねてアベレージを研究していくスタイル。その太が、ああいうふうになるというのは新鮮でしたね。「こんなに感情の高ぶりが外に出るんだ」と、驚きがありました。
ルールが変わった新シーズンへの印象はMリーグ 日程
12月8日(月)
12月9日(火)




