プロ麻雀リーグ「Mリーグ」2024-25シーズンで、チーム連覇を逃す形になったU-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)は、さらなる成長を誓うきっかけを掴んだ。環境が大きく動く今期においても、「勝てるだけ勝つ」という信念は揺るがない。リーグ随一の実力・実績を誇る瑞原の胸に宿るのは、“3度目の優勝”という挑戦権を得て、連覇を現実のものにする新たな覚悟だ。
―昨期は個人で3ケタプラス(+120.9)。チームは準優勝だった。
道中は結構順調で、大きく凹むこともなく、誰かの調子が悪い時は誰かがカバーするということが自然とできて、全体としては順調なシーズンだったと思います。悔しい準優勝でしたが、それを悔しいと言えるのはちょっと贅沢なことかもしれません。終盤まで苦しいポジションだったら、準優勝でも嬉しかったと思うのですが、最後は首位で最終戦を迎えられて有利なポジションだったのに、2位になってしまった。だからこそ、「悔しい」という感情が強く残っています。
でもそれは最終半荘だけの問題ではなく、それまでにもっと積み重ねられたポイント、失わずに済んだポイントがたくさんあったはず。負けると、どうしてもそういうところを振り返ってしまって、反省の多い1年でした。
―掴んでいたものが、こぼれ落ちてしまったという印象か。
毎年優勝できるとは思っていません。ただ、去年は「それだけの手材料をもらっていた」と感じています。本当に優勝のチャンスがあったと思っていて、最終半荘で数ポイント、数十ポイント足りていれば優勝できていたわけです。「あれができていれば」とか、「この選択ができていれば」と思い返すことがたくさんあります。与えられたチャンスを取りこぼしてしまったという、純粋な悔しさが残っています。
今シーズンの気になる変更点はMリーグ 日程
12月8日(月)
12月9日(火)




