試合数が増えることで、どう影響するかはまだ読めない部分があります。去年はチームが9つに増えて、週に1回しか出番がない週があったり、間隔がばらばらでした。今年はもう少し密度の濃いスケジュールになると思いますが、やってみないと分からないですね。ただ、ポストシーズン、セミファイナルやファイナルになると、試合の密度は変わらないので、そこまで極端な違いはないかもしれません。それでも、レギュラーシーズンは期間が長いので、どう影響するかは気になります。
―試合間隔としては、セミファイナル並の密度が続くことに。
大変だと思います。セミファイナル以降は、緊張感を切らさずに過ごすのがすごく大変です。その糸を意図的に保たなければいけない。レギュラーシーズンではオンとオフの切り替えを意識していきたいと思っているのですが、試合の密度が高くなると、それも難しくなってくるかもしれません。ただ、うちのチームには試合に「出たがり」の2人がいるので(笑)、試合数が増える分には問題ないかもしれません。
―新規参戦の選手について印象は。
新チームの4人は全員、過去に対局経験があります。全く知らない選手というのは、永井孝典(EX風林火山・最高位戦)さんと、阿久津翔太(KADOKAWAサクラナイツ・連盟)さんくらいです。石井一馬(EARTH JETS・最高位戦)さんには警戒しています。赤入り麻雀でのトップ取りが得意そうで、調子に乗るとどんどん軌道に乗ってしまうタイプだと思うので、出鼻を挫きたいですね(笑)。昨年、竹内元太(セガサミーフェニックス・最高位戦)さんもすごくうまくいっていたので、あれは反省しています。やっぱり強い人は波に乗せてしまったらダメですね。
―EARTH JETSには協会初の女流Mリーガー・逢川恵夢選手も加わった。
協会の女流選手として初めてのMリーガーということで、彼女には大きなプレッシャーがあると思います。勝てば「協会の女流は強い」と言われるし、負ければ逆も言われてしまう。だからこそ、どんな戦いをして、どんな結果を出すのか、注目しています。
―東城りお(BEAST X・連盟)選手も復帰した。
「初めてのMリーグ」とは全く違うと思います。慣れ親しんだ場所で、あの日の続きのような感覚で打てるんじゃないかな。本人もきっと楽しむと思うし、あまり変わらないと思います。「最初に潰さなきゃ」みたいな警戒心は特にないですし、「初めてだから弱点がある」というわけでもないと思っています。
新シーズンの目標設定は



