うれしいですね。いっぱい出たいので。スケジュールは多少大変になりますが、うちは瑞原さん以外、全試合スタジオに来るようにしているんです。とにかく楽しみですし、できるだけたくさん打ちたい。週に2回とか3回の試合で「大変だ」とか言ってたら、会社員の方に怒られちゃいますよね(笑)。
―個人のタイトルに関しても、最多トップ数に新しいタイトルが付いた。
タイトルが増えるのは素直にうれしいですね。ルールも協会とあまり変わらないので、僕にとっては得意な部類だと思っています。
―注目している選手は。
石井一馬(EARTH JETS・最高位戦)さんですね。一緒に働いていたので、彼の強さはよく知っています。僕よりも先に麻雀界で売れていた選手ですし、もっと早くMリーグに出ていてもおかしくなかった。一馬が不遇な時期に、ちょうどMリーグができたという感じでした。やっと出てきたか、という印象ですね。もともと赤ありの麻雀が得意な選手です。
逢川恵夢(EARTH JETS・協会)さんは、正直あまり面識がなくて、喋ったのも1回あるかないかくらい。麻雀も、もしかしたら1回ぐらいしか打っていないと思います。でも、協会の中からMリーガーが出たことは本当に良かったと思っています。協会は「女流はMリーガーになれない」みたいに、世間では見られていた部分もありましたから。彼女にとってはプレッシャーも大きいと思いますが、それを力に変えて、頑張ってほしいですね。
―リーグ全体の麻雀の傾向として、参加選手でトレンドは変化していくか。
間違いなく変化はありますね。新しく入ってくる選手は、赤あり麻雀を主戦場にしている選手が多いので、全体的に攻撃が強くなっていく。今の「攻撃的なトレンド」は、さらに加速すると思います。攻撃的な選手が増えると、仕掛けも増える。そうなると、相手の手を読める人が有利になってくるんです。安いところに差し込むといった戦術も有効になってきますね。
―仲林さんの「読みの鋭さ」はファンからも高く評価されている。
相手の手牌7枚が、全部読めていたこともあります。相手の手については、映像で覚えるというより、物語で覚えるようにしています。このときにこういう手があって、こんな牌が出てきて…と、物語のように流れを記憶するイメージです。誰との対局だったかは忘れていても、そのストーリーだけはしっかり覚えていますね。
新シーズンの目標設定は



